お笑い専門用語の一覧・解説!! 「色物」「天丼」ってどういう意味!?

お笑い用語集お笑い論

プログラマーや証券マン、不動産屋など、各業界には様々な専門用語があります。

お笑いの世界もその例に漏れず、芸人やテレビマンの間でだけ通じる言葉がたくさんあります。

時にはそうした用語がテレビやライブで使われることもあり、一般人の私たちは混乱してしまうこともあるでしょう。

ここでは、お笑い芸人が使う専門用語を一覧形式にまとめて紹介していきます。

お笑い用語一覧

用語説明
あ行預かり芸能事務所が預かっている状態で、芸人が正式に所属しているわけではなく、仮で所属しているような状態。
アタックお笑いライブなどで、芸人と芸人の合間にかかる音楽。
アタマネタの始まり。
あるあるネタ誰もが日常生活で経験しており、共感を呼ぶようなネタ。「学校の先生のことをお母さんと呼んでしまう」などはあるあるネタの一種。
暗転舞台の証明を落とすこと。
イキる調子に乗る・カッコつけるという意味。NONSTYLEは以前、井上が格好つけてそれに対して石田がいじるという「イキり漫才」をしていた。
舞台のこと。
板付き最初から演者が舞台にいる状態で始めること。
一発ギャグ一瞬のアクション、フレーズを定番ギャグ化して笑いをとる技法。
入待ち芸人が劇場に入る時を待っていること。熱狂的なファンが行う。
色物演芸場で、メイン以外の演目のこと。
F1層個人視聴率の集計区分。F1=女性20~34歳、F2=女性35~49歳、F3=女性50歳以上を言う。
NSC吉本興業のお笑い養成所。New Star Creationの略。
M1層個人視聴率の集計区分。M1=男性20~34、M2=男性35~49、M3=男性50歳以上を言う。
押す時間が遅れていること。2時間で終わる想定の収録が3時間かかっている場合、1時間押していることになる。
オチネタや話の最後に笑わせる部分。笑いにおいて最後に大きな笑いを取ることが重要とされている。
重い観客がなかなか笑わない状況。
お約束毎回決まって行われるボケやギャグ。ダチョウ倶楽部が熱湯風呂の前で言う「押すなよ」はお約束の典型例。
お笑い第7世代2010年代後半から活躍する若手お笑い芸人を指す総称。霜降り明星やハナコ、宮下草薙などが代表的存在。
か行顔芸面白い顔で笑わせようとする手法。笑いのレベルとしては低いと捉えられることが多い。
顔を指す街中で芸能人が一般人に気付かれること。バレるの意味。
被る重なっていることを指し、セリフを同時に喋ってしまった場合や、立ち位置が重なって後ろの人が見えなくなっているような場合を指す。
被せ笑いが生まれた後に、それに乗っかって面白いことを言うことで、更に笑いを生もうとすること。
上手(かみて)舞台上の方向を指す。客席から見て右側が上手となる。
ガヤバラエティ番組などでメイン扱いではない人が声を出したり、オーバーなリアクションで場を盛り上げたりすること。FUJIWARA藤本などが得意としている。
考えオチ少し考えないと笑えないオチ。難しすぎると理解されずに終わってしまう。
決め打ちフリートークなどで、あらかじめ喋る内容やギャグを決めておき、その通りに喋ること。流れを意識できずに発言することになるため、上手くいかないことが多い。
客いじり舞台で漫才中などに観客と絡んで笑いを取ること。
緊張と緩和緊張した状況から緩和したときに人は笑う、という笑いの基本的な理論。
クールレギュラー番組の放送期間の単位で3ヶ月13週間のこと。テレビ番組の改変は基本的にクールの単位で行われる。
くすぐり微妙にクスッと笑えるようなボケ。落語界でよく使われる言葉。
くだり漫才やコントなどに出てくる、ある一部分のことを指します。
けつかっちん時間に制約があり、
ゲラよく笑う人のことを指す。
香盤(こうばん)出演の順番表。
小屋劇場のこと。
コント漫才とは異なり、役に成りきって演技をすることで笑いを取る芸。
さ行下げ落語におけるオチのことを指す。
座付き作家芸人に専属で付いている作家。ダウンタウンの元同級正の高須光聖はダウンタウンの座付き作家として活躍している。
寒いつまらないボケやギャグにより、場がしらけた状態を指す。松本人志が生み出した言葉として有名。
三段落ち3つ目で落とす笑いの手法。フリ⇒フリ⇒オチとなる。
サンパチマイク漫才の時によく使われているマイクのこと。サンパチの由来は「C-38」というマイクの商品名からきている。
JCAプロダクション人力舎の養成所。人力舎・キメラ・Ash & D の略。
下手(しもて)舞台上の方向を指す。客席から見て左側が下手となる。
ショートコント数十秒程度で終わる短いコント。
すかし引いて笑わせるツッコミの技術。普通ならツッコムところを敢えて流すことで笑いを取る。
滑るボケやトークがウケなく、その場を微妙な空気にしてしまうこと。
宣材写真芸人のプロフィール写真。宣伝材料となる写真であることから。
センター舞台の真ん中で、漫才に利用するマイクはセンターマイクとも呼ばれる。
舞台の脇で観客からは見えない部分。芸人から注目される芸人が舞台に出ている時は袖に多くの芸人が集まる。
た行立ち位置舞台上で自分の立つ場所。
つかみネタにおける最初の笑いどころ。
ツッコミ①基本的には、漫才はボケとツッコミに分かれる。ボケはおかしなことを正す役割の人。
②相手が面白いことを言った時にそれを正す言葉自体もツッコミと言う。
ツボ人それぞれの笑いのポイントのこと。人それぞれ笑いどころは異なり、ツボはそれぞれ違います。
出オチ登場した時点でオチていること。奇抜な見た目や格好で最初だけ笑いが生まれ、以降でウケていないことが多い。
鉄板絶対に笑えるネタのこと。鉄の板が堅く、100%信頼できるということに由来する。
てっぺん12時のこと。時間の針がてっぺんを指すことに由来する。
出囃子(でばやし)お笑い芸人が舞台に登場するときに流れる音楽のこと。M-1グランプリの出囃子『Because We Can』は有名。
出待ち芸人が劇場から出る時を待っていること。熱狂的なファンが行う。
天丼以前に使ったボケを再び行うこと。
天然本人は全く意図していないのに、普段の言動や行動がおいしいボケになっている人のこと。
な行ノリツッコミボケにのって一度受け入れた後でツッコムという技術。
ネタ漫才やコントなど、あらかじめ作り込まれた笑いの作品。
ネタ見せネタを他者に見せることで、主にオーディションなどを指す。
は行バーター芸能事務所が人気の芸能人を出演させる代わりに、若手芸能人も一緒に出してもらうような行為を指す。barterは交換の意味。
はける舞台から退場すること。
跳ねる盛り上がるという意味。
バミり舞台上の立ち位置やセットの位置を示すために舞台に貼られた目印。
バラシ解散すること。出演予定だった番組が無くなることもバラシと言う。
ピン芸人コンビやトリオを組まず、1人で活動している芸人のこと。
フリボケやギャグなどへ持っていくための伏線。ネタフリと言われることもある。
ブリッジネタとネタをつなぐ橋の役割をする動きや声のこと。アンガールズのジャンガジャンガはブリッジの一種。
ベタありがちでよく見る笑いのことを言う。悪い意味で使われることもある。
ボケ①基本的には、漫才はボケとツッコミに分かれる。ボケはおかしなことを言う役割の人。
②面白いことを言った時の内容自体もボケと言う。
ボケツッコミ「漫才入門百科」(弘文出版)によると、ツッコミつつボケることを指す。ボケとツッコミの両方ができる人をボケツッコミと呼ぶこともある。
ま行間(ま)セリフとセリフの間の時間や、ボケに対するツッコミまでの早さのこと。
前説舞台や収録の本番前に行う説明や注意事項。前説が事前に客を盛り上げておくことで本番に笑いが起きやすくなる。
巻く時間が早まっていること。3時間で終わる想定の収録が2時間で終わった場合、1時間巻いていることになる。
マクラネタの始まり。
漫才主に二人で行われる芸で、ボケとツッコミに分かれて喋りで笑いを取る。
漫才コント漫才の一種だが、漫才中にコントの設定に入り込む形式を指す。
漫談一人で喋って笑いを取る芸。
見切れる画面に入ってはいけないものが映っていること。
明転舞台の証明を点けること。
ら行ラテ欄新聞の番組表のこと。ラジオ・テレビ欄の略。
わ行ワイプテレビでVTRが流れている時にスタジオの演者の顔を映す、画面の時に出てくる小さな小窓。

まとめ

いかがだったでしょうか。

当たり前のように知っている用語も、全く知らなかった用語もあったのではないでしょうか。

こうしたお笑い用語を知っていると、テレビやお笑いライブをより楽しめるようになるかもしれませんね。

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