はじめに
大成していった芸人の中には駆け出しの頃や素人の頃に将来の夢を語っている芸人がいます。
当時は一若手芸人なのですが、あとあと振り返るとその時語っていたことがまるで予言の如く実現していき、有言実行を成し遂げていると鳥肌が立つことがありますね。
テレビや書面など、現存しているもので将来の展望を語り、見事にそれを実現した芸人たちを今回は取り上げたいと思います。
夢を叶えた芸人たち
粗品
直近で最も有名な有言実行芸人は粗品ですね。
単純に夢を実現させただけではなく、それを話した状況含めて鳥肌が立つほど格好いいです。
いま未成年なんで、パジャマ着て1人でやってますけど、成人したらスーツ着て漫才やりたいんですよ
この言葉は粗品がまだ未成年、かつ正式にプロの芸人になる前のオールザッツ漫才で、見事優勝をした際の優勝者インタビューで話したことです。
オールザッツ漫才は客席が芸人で埋め尽くされる異様な空間、芸人がおもしろいと思う芸人が優勝者、優勝者は必ず売れると言われています。
その中、パジャマ姿でフリップネタで突如現れた無名の粗品が破竹の勢いで予算を勝ち進み、見事優勝。当時からその才能を存分に見せつけます。
優勝が決まった後に将来について聞かれた際に話したのが上記のスーツを着て漫才をしたいとの発言です。
ピン芸人としてまだ20歳も行っていない中で漫才師になりたいとの発言。周りの芸人はピンでいかないのかと軽く突っ込むような流すような微妙なリアクションをしています。
当時から粗品にはなにか壮大なビジョンが見えていたのかもしれませんね。後に粗品はせいやという最強の相方を見つけ漫才師となり、漫才師の頂点のM-1グランプリの王者となるのです。
また、この時のオールザッツの客席にはかまいたちを始めM-1の常連芸人が数組いるんですよね。
後に自分たちの優勝を阻む存在になるとはこの時はだれも予想していなかったでしょう。
また、粗品はご存知の通りR-1の王者にもなります。その時の優勝ネタはこの時と同じもの、フリップの仲間にもいくつか同じものがあるんですよね。
デビュー当時にR-1優勝ネタの根幹を作り上げ、漫才師になるという夢も実現させる粗品の才能には恐ろしいものがありますね。
ハライチ
ハライチは学生時代の友達同士で組んだコンビですが、卒業文集にM-1チャンピオンになりたいとの夢を語っているんですよね。
結果、チャンピオンにはなれませんでしたが、2人でM-1グランプリの決勝に四度進み、常連となった後タレントとして売れ続けることになります。
M-1優勝のために組み、そのM-1での結果をもとにブレイクするというのがすごいですね。
岡村隆史
岡村「ほんま全部持ってますし。あの、ドリフでもなし、ひょうきん族でもなし、とんねるずの世代ですから。ほんとにとんねるず兄さんありがとうございました。」
石橋「頑張ってこれから東京出てきて勝負しろよ。」
岡村「いつか天下獲れるように。いつか肩並べて、頑張りたいと思いますので、とんねるず兄さんありがとうございました」
これは岡村がまだ駆け出しの若手の頃、全国としても無名の中とんねるずMCのねるとん紅鯨団に出演した際に最後に話した言葉です。
岡村はこの番組で結果を残したことで名前が売れ、他の番組に呼ばれるという快進撃を残す。いわゆる売れたキッカケになったのはとんねるずだとよく話していますね。
ナイナイは吉本ですが、当時から主流だったダウンタウンの系譜とは別のところから出てきました。そのためとんねるずへの憧れをずっと口にしていますし、ブレイクのきっかけを作ってくれた感謝も強いようですね。
そんな中、当時のとんねるずに肩を並べる存在になりたいという発言は若手芸人としては非常に思い切ったことであると感じられますし、天下をとりたいという言葉も強い気持ちが現れています。
石橋もそれを決して流すことなく返していますが、実際にナインティナインはとんねるずやダウンタウンに引けを取らないほどにお笑い界の頂点に駆け上がっていくことになるのです。
まとめ
岡村や粗品など、後に大成する芸人は駆け出しの頃から強いビジョンと気持ちをもっているのかもしれませんね。
周りがだれも本気にしない中、駆け出しの頃に話した夢を実現させるところはとても格好いいですね。
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