はじめに
コロナ禍の中、様々な番組がリモート企画ていますね。
ゴッドタンや水曜日のダウンタウンといったバラエティもリモートで新しい企画にチャレンジしていますし、芸人のネタをリモートでやる番組も増えていますね。
直近では松本人志もリモートや離れてやる漫才に間のズレなどを感じるとコメントしていました。
色々な良い企画がありましたけど、そんな中東京03の行ったリモート単独LIVE「隔たってるね」には衝撃を受けました。
リモート企画のみならず、近年またお笑いの企画でも屈指の感動を味わえましたね。
信じられないことにいまも無料でアーカイブが残っているという素晴らしさ、今回はその単独ライブの魅力についてまとめます。
東京03単独LIVE「隔たってるね」について
リモートでしか出来ないネタ
このライブの最大の魅力はもうここですね
リモート”でも”できるネタではなく、
リモート”だから”できるネタに徹底的にこだわっています。
ネタは家族の前でオンライン会議をする会社員の設定や、リモート飲みの途中に離席が多い友人のネタなど、この環境だからこそリアリティをもち、リモートだから面白さが最大限引き出せる設定が詰まったライブになっています。
演技とテンポと間
オンラインツールZOOMを使ってコントを行うのですが、他の番組で芸人がリモートネタをするとボケとツッコミの間がずれて掛け合いの面白さが引き出せないことがよくありました。
ところが、東京03に関しては3人で会話を掛け合わせるのに関わらず、その違和感を全く感じさせずに会話劇が成立しています。
これは東京03のコント師としての圧倒的な実力と、リモートネタに対しての練習量を合わさって初めて実現しているように感じます。
おそらくリモートでネタをやってこのレベルの会話劇をできるのは東京03唯一であるように感じますね。
また、ZOOMの機能であるカメラオフや画面共有も使いながらネタをテンポよく進めるところが凄まじいです。
これを舞台上でやることを考えると舞台からはけたり、スクリーンを用意したりと会話劇のテンポを崩しかねないところ、ZOOMの機能を使うことでむしろ掛け合いのテンポの良さが上がっているところが素晴らしいですね。
op 幕間 edといったライブとしての完成度
リモートネタながら、単独ライブと銘打ってるだけあり、合間の幕間やオープニングなどに無料とは思えないほどの凝った作りをしています。
また、一つのネタの設定が後半のネタにも生かされるところなど東京03のお家芸もふんだんに盛り込まれています。
ただの生配信の域を超えた劇場で行ってもお金がとれ、チケットは争奪戦になる東京03のライブのクオリティを再現しているところが凄いですね。
無料生配信、無料アーカイブがyoutubeで見れるという贅沢さを感じます。
おわりに
コロナ禍という日本全体、お笑い界が暗い中、その環境の悪さを言い訳にせずにその環境だからこそできるネタを気取ることなくできてしまう東京03に改めて感謝と深い尊敬の念を抱かずにはいられません。
まだ見ていない方は是非見て欲しいです。
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