中期M-1グランプリ最下位芸人まとめ〜最下位はおいしいとは本当か〜

賞レース

はじめに

前に記事で初期のM-1グランプリの最下位芸人についてまとめたことがありましたね

千鳥や南海キャンディーズ、おぎやはぎなど今もテレビや舞台で活躍している芸人も意外と最下位を経験していることがわかりました。

今回はその続き、中期M-1グランプリで最下位をとってしまった芸人をまとめたいと思います。

M-1グランプリ最下位芸人

POISONGIRLBAND/第7回

ポイズンが2年連続の最下位となりました。

千鳥に続く2組目ですね。

ネタは島根と鳥取

島根と鳥取の見分け方を説明するというネタですが、義体化した二つの県の重さを比べたり、コンタクトに見立てて視力が良くなったり、マジックで消して相手のポケットから出したり発想がとても楽しいネタです。

歴代の最下位ネタの中ではかなり上位になると個人的には感じる面白いネタでしたね。

注目するべきは、島田紳助と松本人志の点数の分かれ方。

トップバッターの笑い飯に二人とも85点をつけましたので基準点は同じなのですが、

島田紳助 75点 松本人志90点

と評価が真っ二つに分かれることになりました。これはかなりめずらしいですね。

松本もラジオでポイズンのネタの発想を褒め、4分のネタではなかったとコメントを残していますが面白さでは高い印象を持ったようですね。

ポイズンが2年連続最下位になったことでスローテンポの漫才が不利であることが提唱されてしまった感がありますね。それは長い間続くのですが、とあるコンビが打ち破ることになります。スリムクラブです。

ザ・パンチ/第8回

レッドカーペットなどで面白さが話題になり、ラストイヤーで決勝進出となったコンビですが、間やテンポが緊張により大きくズレ、無念の結果となりました。

「死んで〜」という単語をしばらくテレビで控えていた時期がありましたが、M-1決勝では解禁するも大きな笑いには繋がらず。

ネタの後は点数の低さ最下位であることを今田からいじられ、大きく会場を盛り上げていましたね。

リーダーが審査員コメントを振られた際に困り顔をする様がウケたり、最後に紳助が「ヘタなやつが二人しかいなかった」と愛のあるコメントを残したり審査員も悲壮感が出ないよう素晴らしい対応をしていました。

この年のザ・パンチの最下位は後にも語り継がれるものになってますね

ハリセンボン/9回

今ではテレビで見ない日はない天才女性コンビも最下位を経験しています。2007年には4位になったんですが、これはM-1グランプリの女性コンビで史上最高順位なんですよね。

決勝に上がることも女性コンビは珍しいのでこれは快挙だと思います。

ネタはおすそ分けのネタ。

2007年ではハマりにハマっていた春菜の独特のツッコミの言い回しもテレビでの慣れが出たのかあまりハマっていませんでしね。

明確にすべったという印象はあまりないですが、2009年は全体として笑い飯の鳥人の破壊力が生んだざわつきに引っ張られたコンビが多かった印象です。

審査員コメントも上沼恵美子が恋愛をすると腕が落ちるという過去のコメントを引用したりして盛り上げていましたね。

審査員、今田耕司とのやりとりも春菜がガンガン盛り上げ、悲壮感はほとんど感じさせない最下位となりました。

カナリア/10回

この年は唯一ワイプで審査員の顔がネタ中ずっと抜かれていたのですが、トップバッターのカナリアの際にはほとんど笑わない紳助松本中心に顔が抜かれていて怖い雰囲気でしたね笑

ネタはドレミの歌のネタ、準決勝とはネタを変えたそうですがいい結果には結びつきませんでした。

ネタ後の審査員コメントでは紳助が特にないとコメント拒否。M-1でこれを見たのは2002年のアメリカザリガニの際の紳助のコメントとこれくらいですね。

なんとも重い空気が漂い歴代最下位の中でもアメリカザリガニとここは特に沈んだ空気の中での最下位となってしまいました。

まとめ

ハリセンボンなど売れっ子の最下位芸人がまた出てきましたね。

いまでもテレビで活躍しているコンビもいますが、ここまで振り返って見てM-1は一度最下位を経験した優勝者はいないんですね。

最終決戦に他の年に進んだのも南海キャンディーズ一組のみ。基本は他の年も低調になってしまっている傾向があるようです。

最下位はおいしく、タレントとしては面白さを発揮できますがやはり天下のM-1グランプリの最下位は漫才師としての代償もそれなりにあるように感じます。

新M-1についてはまた新たに書きたいと思います。

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