目次
はじめに
昔、芸人が憧れている芸人を話す時によく名前が出ていたのはダウンタウンととんねるずですね。
最近、テレビを見ていると感じるのは今の第7世代と言われる芸人が話す時に、バナナマンと東京03の名前を聞くことがとても多いです。
かが屋、ラブラターズなど一番憧れている芸人にバナナマンの名前を出すコンビも多いですね。
東京03やラーメンズも若手の頃バナナマンの存在に大きな影響を受けたことを話しています。
今回は名作揃いのバナナマンのコントでごく一部ですが、オススメのネタをあげたいと思います。
バナナマンの名作コント
pumpkin
ライブ「ペポカボチャ」やベストネタライブ「chop」で披露されたネタですね。
2人の会話劇のネタですが、設楽がカボチャを一個あげるから奴隷になってくれないかと友達の日村にお願いするところから始まるネタです。
日村は当然奴隷になれなどと急に言われて怒るわけですが、そこから設楽の語りが始まります。
カボチャ1つで奴隷になれという要求を設楽がどのように日村を説得するのかが見所のコントです。
設楽が日村を論破するのはバナナマンのラジオでもお馴染みの流れですね。
不気味な雰囲気があり、内容もどこか怖いけど面白いバナナマンの魅力が詰まったネタです。
論点のすり替えや話術によって人が説得させられる姿というのはどこか不気味で面白いですね。
世にも奇妙な物語の「23分間の奇跡」にも近いような面白さがあるように感じます。
バナナマンはコントによって色々な雰囲気を使い分けますが、笑えるところもあるつつ背中がゾクっとするような感覚を味わえるところがオススメのコントです。
ブルーフォーブラッフォーガングリフォン
こちらもバナナマンが初期からやっている名作ですね。
バナナマンのネタでよくある日村の独白とひとり芝居中心のネタです。
ちなみに、バナナマンのネタは設楽が作っていますが、設楽中心で組み立てられるネタはほとんどなく、日村1人で舞台にいるネタはとても多いですね。
設楽が日村の演技力、表現力の高さ、面白さを信頼しているのがよく分かります。
このコントはとある男が日常を語るところから話は始まるのですが、ダンディな男の語り口調で話される日常はあまりにもくだらないです。
途中設楽が登場してからは日村の一方的な目線でとある競技の説明がされるのですが、それがなんとも面白い。
特筆すべきはオチの際の設楽の表情ですね。
バナナマンのコントらしいとても上品でスマートな余韻の面白さが引きずるコントです。
こちらは私が見に行ったベストライブchopで一発目のネタで披露されたネタですが、照明が明るくなった瞬間にダウンジャケットを着た日村が1人で立っていてこのネタをやるのかと観客がざわめいたのを覚えています。
puke
こちらも2人の演技力と表現力がすごい名作出すね。
内容はとてもバカバカしいです笑
序盤日村が酔っ払いの演技をするんですが、日村の酔っ払い演技はすごいですね。志村けんを髣髴させます。
序盤は酔っ払いと介抱する男という展開ですが、日村が設楽の部屋でとあることをしてしまって以降、コントは一気にその様相を変えます。
特に面白いのは小道具の使い方と設定で魅せる日村の演技ですね。
画像にもあるタオルの使い方、そこにまさにあれがあるように見える演技が凄まじいですね。
バナナマンのコントでよく用いられるありふれた日常のなかの齟齬による面白さが満開の作品です。
日村のあまりにも馬鹿馬鹿しいひとつの悲願が達成される瞬間がオチになるのですが、その時の日村の表情が最高な名作です。
青い鳥
こちらは爽やかな後味が残るミサトさんという先輩と後輩日村のコントです。
バナナマンは色々なタイプのネタができるのが本当に凄いですね。
なかなか彼氏ができないミサトさんが言う「男は星の数ほどいるって言うけど、女も星の数ほどいるんですけど、1対星の数じゃないから」というのは面白いし、名言だと思います。
男女2人の何気ない会話で笑わせたあとに余韻が最高な終わり方。
照明音楽も素晴らしいバナナマンの名作ですね。
loser
まず、このコントにloserというタイトルをつけるセンスがすごいです。
設楽の意地悪な感じがよく出てるネーミングセンスですね。
こちらは、序盤はコンパの後に女の子を家に連れ込む計画2人の男という設定で話が進みます。
2人の独特の言い回しが面白く、シャワーが出ないのでシャワーを浴びる流れになったら下の階にお湯をくみにいくなど、面白いやり取りが続きます。
女の子の関心を引くためにトイプードルを借りてきた設楽ですが、そのトイプードルをめぐって事態は思わぬ急展開を迎えます。
個人的に好きなのは序盤のコンパの段取りを計画する際の2人の会話のやりとりです。「かたーちー」っていう言葉を語尾につけるやりとりがあるのですが友達同士でこういうのあるよなって面白さですね。
先輩とオマエ
こちらも初期によくあった設楽女性役のコントです。
こちらもファンが多い名作出すね。バナナマンの好きなコントの話の時によく名前が出る一作です。
男女の恋愛感あるやり取りのなかでの面白さが楽しいコントです。
陸上部の日村をオマエと呼び、ちょっかいをだしていた先輩なのですがある日海外に行ってしまうことになります。
その時日村がとった行動、設楽の反応とドラマ仕立てでとても面白いです。
このコントの最大の魅力は終わり方でしょうね。爽やかな音楽とともに2人の会話で終わるのですが見終わった後の爽快感がすごいです。
後半にかかる曲ですが、バナナマンのコントは初期から今では有名なとあるアーティストが曲を提供しています。
このコントの雰囲気と曲がよくあっていて終わり方を上品にしてくれています。曲の使い方も見事な名作ですね。
fraud in phuket
こちらはバナナマンのネタに時々ある1人2役コントです。
日村は男性と女性を素早く入れ替わり、設楽は男性とカタコトの外国人に入れ替わりストーリーを進めます。
瞬時にキャラの入れ替えができるコント師バナナマンだからこそ成立する4役コントですね。
結婚10年目になる少し冷めた夫婦が思い出の地プーケットに来たことからコントは始まります。
そこでは、プロポーズの際にゾウと綱引きをするという変わった文化があるそうですね。
仕事をとる夫と妻の夫婦ケンカの末の結末とは、
コントの設定がとても楽しく、こちらも感動的た余韻を残す名作ネタです。
まとめ
バナナマンについては以前もルスデンとハナからのはじまりを取り上げましたね。
https://owarai-laboratory.work/kowai-neta/
怖いネタ、感動的なネタ、面白いネタ、不気味なネタと色々なネタをできるのは2人のコント師としての表現力があってこそだと思います。
これだけテレビに出てても毎年コントライブで新作を作る2人のコントへの思い入れがすごいです。
今回はほんの一部でしたが、名作揃いのバナナマンのコントをぜひみなさんにも見ていただきたいなと思います。
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