目次
はじめに
お笑い芸人と言えば、ネタやトークで笑いを取ることがメインの職業です。
しかし、芸人の仕事は面白いことをすることだけに限られず、多才な芸人は俳優や歌手、作家などの様々な分野で活躍してます。
かつては、人気の芸人の中には、歌手としてアイドルのような扱いを受けていた人もいます。
ここでは、そんなお笑い芸人が歌った曲の中から、おふざけ無しの名曲を独断と偏見で選び、紹介したいと思います。
お笑い芸人の歌だからといって侮ってはいけません。
油断していると思わず涙してしまうような素晴らしい曲が揃っていますので、是非ご覧ください。
お笑い芸人の名曲一覧
WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント(H Jungle with t)
「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」は、ダウンタウンの浜田雅功と、音楽プロデューサーの小室哲哉のコラボによって1995年に作られた楽曲です。
Hey Hey Hey 時には起こせよムーブメント
がっかりさせない期待に応えて素敵に楽しい いつものおいらを捨てるよ
自分で動き出さなきゃ何も起こらない夜に何かを叫んで自分を壊せ!!
自ら行動することで平凡な日常から脱却すべきだというメッセージが込められた熱い曲です。
小室哲哉は浜田雅功のことを思いながらこの曲を作ったそうなのですが、浜松町で働くサラリーマンを見ているうちに、このような応援歌になったと語っています。
ちなみに、相方の松本人志も「BUSAIKU HAMADA(ブサイク浜田)」という掛け声で曲の中に一部参加しています。
この曲のCDは累計213.5万枚を売り上げ、お笑い芸人によるCD売上では歴代1位を記録しています。
チキンライス(浜田雅功と槇原敬之)
「チキンライス」は浜田雅功と槇原敬之の名義で2004年に発売された楽曲で、作詞は松本人志が担当しています。
クリスマスをテーマにした曲ですが、カップルや恋人という内容は一切出てこず、貧乏だった松本人志の少年時代の家族との思い出がテーマとなっています。
たまに連れて行ってもらえる家族との外食の時でさえ、親に気を使って安いチキンライスを注文していたという少年時代の松本人志の寂しい気持ちが伝わってくる名曲です。
芸人として大成功して大金を手にした松本人志が、クリスマスには豪華な料理よりも、昔に食べたチキンライスを選ぶという歌詞には心を打たれます。
酸っぱい湯気が立ち込めるむこう見えた笑顔が今も忘れられない
今日はクリスマス
街はにぎやか お祭り騒ぎ
七面鳥はやっぱり照れる
俺はまだまだチキンライスでいいや
YELLOW YELLOW HAPPY(ポケットビスケッツ)
「YELLOW YELLOW HAPPY」 はウッチャンナンチャンの内村光良、タレントの千秋、キャイ~ンのウド鈴木によって結成されたポケットビスケッツが1996年に発表した曲です。
ポケットビスケッツは日テレの番組 『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』 の企画で結成されたユニットです。
そのポケットビスケッツが発表した曲の中で、最も売れたのが 「YELLOW YELLOW HAPPY」 で、恋する少女が何が何でも相手の心を自分のものにしたいという強い想いを歌った名曲です。
もしも 生まれ変わっても また私に生まれたい
この体と この色で 生き抜いてきたんだから
いつか 太陽が 消えてなくなる前に
もっと あなたを好きなこと 伝えなくちゃ
この曲はオリコンチャートのトップ3に一度も入ることはありませんでしたが、ロングヒットを続け、ミリオンセラーを達成しました。
番組で、ポケットビスケッツの対抗として生まれたブラックビスケッツも「スタミナ」「Timing」など多くの名曲を残しています。
情けねえ(とんねるず)
「情けねえ」はとんねるずが1991年に発表した、17枚目のシングル曲です。
『とんねるずのみなさんのおかげです』のエンディングテーマ曲として使用されました。
この世の全てはパロディなのか
とんねるずは1991年にこの曲でNHKの『紅白歌合戦』に出場しています。
次に出したシングル曲である「ガラガラヘビがやってくる」はミリオンセラーとなりました。
他にも「一番偉い人へ」など名曲揃いですね。2人の歌唱力もプロ顔負けで、芸人の歌手デビューの中では一枚抜けてる印象があります。
個人的には「星降る夜のセレナーデ」が一番好きです。
全てが僕の力になる! (くず)
「全てが僕の力になる!」が山口智充(ぐっさん)と雨上がり決死隊の宮迫によって結成された「くず」が2004年に発表した曲です。
「くず」は「ゆず」のパロディとして結成されたユニットですが、多くの名曲を発表しています。
「全てが僕の力になる!」は元気のない時に自分を奮い立たせてくれる名曲です。
君の声が聞きたいから
君の笑顔が見たいから
何もかもを抱きしめたら
それが僕の力になる!
白い雲のように(猿岩石)
「白い雲のように」は有吉弘行が昔に組んでいたコンビである猿岩石が1996年に発表した曲です。
当時猿岩石は 『進め!電波少年』 のユーラシア大陸横断ヒッチハイク企画で、日本中から注目を集めており、大人気のコンビでした。
そんな勢いのまま発表され、ミリオンセラーとなったのがこの曲です。
作詞は藤井フミヤ、作曲は藤井尚之が担当しています。
浅草キッド(ビートたけし)
「浅草キッド」はビートたけしが1986年に発表した、浅草の漫才師の気持ちを歌った曲です。
作詞・作曲ともにビートたけしが行っています。
売れない漫才師が夢に向かって突き進む、ビートたけし本人の下積み時代の姿が描かれた名曲です。
ピース又吉原作の映画『火花』の主題歌となったことで再注目を集めている曲です。
笑顔のまんま(BEGIN with アホナスターズ)
「笑顔のまんま」はBEGINと明石家さんまが2008年に作成した曲です。
『FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』のエンディングテーマとして披露された曲で、放送直後から話題となったため、2009年に「BEGIN with アホナスターズ」の名義で発売されました。
アホナスターズのメンバーは明石家さんまとゆかりのある間寛平、村上ショージ、ジミー大西、雨上がり決死隊、ガレッジセール、タカアンドトシで、コーラスとして参加しています。
だけどそんなあんたをあんたを見てるとなぜか優しい風が吹き抜けてくる湿った心は笑いで乾く
ちなみに明石家さんまの娘の「IMALU」という名前は「生きてるだけで、丸儲け」 というこの曲の歌詞の略です。
明日があるさ(Re:Japan)
「明日があるさ」は1963年に坂本九が発表した曲で、Re:Japanが一部オリジナルの歌詞を加えてカバーしました。
Re:Japanは吉本のお笑い芸人11名によって結成された音楽ユニットです。
ダウンタウン、ココリコ、間寛平、藤井隆、ロンドンブーツ1号2号、山田花子、東野幸治、花紀京という豪華なメンバーで構成されています。
Re:Japanはこの曲で2001年の『NHK紅白歌合戦』に出場しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
プロのアーティスト顔負けの名曲揃いです。
いつもはテレビで私たちを笑わせてくれる芸人たちですが、たまにはこうした曲で元気を貰ってみるのもいいかもしれません。
こちらの記事では、お笑い芸人による笑いに関する名言集を紹介しています↓
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