目次
はじめに
今回取り上げますのは年に一度のコントの祭典、キングオブコントについてです。
キングオブコントは2008年から始まったナンバーワンコント師の称号をかけた賞レースであり、過去のチャンピオン、ファイナリストにも豪華な顔ぶれが揃っています。
始まってしばらくは出場芸人が審査をしていたこともあって今見ても面白い革新的なネタが多く披露されました。
バイきんぐ、さらば青春の光、2700、ハナコ、ピースなどこの大会の好成績から売れた芸人も多く、今なお過去の伝説のネタを取り上げた特番が定期的に放送されるほどです。
ただ、伝説のネタというのは決勝で披露されたネタだけではありません。キングオブコントには準決勝で会場を爆笑の渦に包み込んだのに決勝に上がることができなかったコンビ、ネタが数多くあります。
今回は、陽の目を浴びることがなかったが、今なお語り継がれる伝説の準決勝ネタを取り上げたいと思います。
キングオブコント準決勝の伝説のネタ
ムテキマン(インポッシブル)
キングオブコント2014の準決勝で披露されたネタです。
地上波のネタ番組でも披露されたことがあることから、知っている人もいるかと思われます。
このネタは一つ目のボケまで1分弱導入が続くのですが、その一つ目のボケの破壊力が凄まじく、キングオブコント史上瞬間最大風速と未だに語られています。
ヒーロー番組が始まった時のボケ、斬新なヒーロー番組という仕掛け、後半の展開などでも爆笑を起こしたインポッシブルの伝説のネタです。
2014年はあまり語られることがないものの、斬新で質の高いコントが多く決勝で披露されていました。
その辺りもこのネタが決勝に残れなかった理由になっているのかと思います。
娘さんをください(トップリード)
2016年の準決勝で披露されたネタです。記憶している限り地上波で披露されたことがなく、コンビも解散してしまったことから文字通り今は見る術がない幻のネタです。
結婚の前に親に挨拶にいくという定番の設定からとある仕掛けを作ることで、会場を笑いの渦に巻き込みました。
トップリードは勢いのあるボケとツッコミのハイテンションの掛け合いと練られた展開が魅力のコンビですが、それが遺憾なく発揮されてるネタです。
上がらなかった理由としては一説ではトップリードは準決勝で受けたネタが決勝では最下位だったことが二回あり、審査員に敬遠されたのではと言われています。
いまはもう見ることのできない伝説のネタです。決勝の舞台で是非一度見たかったと未だに感じます。
BAR(天竺鼠)
2015年のキングオブコント準決勝で披露されたネタです。
実は、このネタは噂には聞くものの見たことがありません。
BARのカウンターに座るとある客、その客が実は…
このような設定らしいですが、仕掛けが発覚した瞬間にその日1番の爆笑を起こしたという噂です。
少々ネタバレになってしまうようなネタ中の画像を一枚だけ見たことがあるのですが、なんとも設定と展開が気になる画像でした。
天竺鼠はM-1がラストイヤーとなってしまいました。是非ともキングオブコントの決勝に残ってこのネタを披露して欲しいものです。
ケンタウロス(ニッポンの社長)
最後はM-1でも準決勝に進出しているニッポンの社長のケンタウロスです。
このコンビも着眼点やネタの設定がとても良いコンビです。
正直コント師としてのイメージがあまりないこのコンビがもってきたネタケンタウロスは2018年のキングオブコント準決勝で大きな話題を集めました。
設定が奇天烈なネタですが最初から終わりにかけるまで準決勝の会場を笑いで揺らし続けた伝説のネタです。
キングオブコントは現在、準決勝のネタを決勝で変えることは許されず、一度落ちたネタを再度準決勝でかけることはしづらいですが、ニッポンの社長が今後優勝を狙う上でのとっておきのネタと言われています。
まとめ
この他にもキングオブコントで決勝に上がることができなかったものの未だに面白かったと話題になるネタは多くあります。
昨年のM-1でかまいたちが過去に予選で披露した傑作UFJを決勝でかけた時に大きな話題を集めましたね。
準決勝でかけて決勝に上がることができなかったネタというのは、珠玉の名作であるにも関わらず再度予選で披露しづらいいわば行き場を失った幻のネタとなってしまうことがよくあります。
上にあげたネタもいつの日か決勝や大きなネタ番組で披露がされて陽の目を浴びることを願っています。
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