スーパールーキーキングコングのM-1挑戦の歴史まとめ

芸人

はじめに

キングコングの活躍がここ最近目覚ましいですね。

西野は絵本作家やオンラインサロンで大きな活躍をしながらゴッドタンやアメトーークで笑いを作っていますし

相方梶原はカジサックとしてyoutuberデビューをして破竹の勢いで登録者数を伸ばしています。

吉本では時々時代を席巻するほどデビューすぐから売れ、テレビの中心になるような天才コンビが現れます。

キングコングもその数少ないコンビの一つでしょう。

ダウンタウン、ナインティナインというコンビがお笑い界のスターダムに駆け上がった前例からスーパースターの売れ方にスタンダードができ、それを期待されていたのがキングコングそしてオリエンタルラジオの2組だったと思います。

キングコングの魅力にあるのは、そういったスター街道からの凋落、そして凋落からの復活といったダウンタウンナイナイとは異なったドラマを見せてくれていることにあると思うんですよね。

そして、キングコングを裏付けるものは漫才だと思います。

ダウンタウンを除いたナイナイオリラジと比較するとキングコングは関西の漫才賞レースの受賞歴が凄まじくネタでも評価をされてきたというのが異なる点に感じます。

そして、2001年にM-1グランプリの決勝に残り、2007年には再度M-1に挑戦しました。

今回はキングコングのM-1グランプリでの歴史を振り返ろうと思います。

合コン/M-1グランプリ2001

第一回目のM-1グランプリに結成2年、21歳という若さで決勝進出しました。

キャッチコピーは「驚異のルーキー」

若手の頃のキングコングは漫才の賞レースを総ナメしていたんですよね、フットボールアワーに次ぐ勢いをもっていたように思います。

この年のネタは合コンでの男女の掛け合いを動きを大きく行なっていましたが、初期のM-1ということでネタにまとまりはあまりなく、劇場でウケるボケを寄せ集めたようなものに見えました。

西川きよしから95点、松本人志から55点という対象的な評価を得ましたね。

松本の点数が低いのはこの年のM-1はみんなそうなのであまり気になりませんが西川きよしの点数は凄いですね。若手ながらその技術とテンポの高さが評価されていたのがわかります。

スーパールーキーとして冠番組が多く決まるなど、快進撃の渦中にいたキングコングですが、初年度のM-1グランプリではあまり結果を出すことができませんでした。

とはいえ、この年のM-1は博多華丸・大吉も予選で敗退しています。結成2年で10組に残るというのはやはり凄まじい才能を持ったコンビだったようですね。

服屋 お天気レポーター/M-1グランプリ2007

キングコングはしばらくM-1の挑戦をやめました。

はねるのトびらなどレギュラー番組を多く持つ売れっ子になった後に突然参戦を表明、シード権もなく一回戦から予選に参加し、見事決勝に進出しました。

キャッチコピーは「帰ってきたスーパールーキー」

よくキングコングを表していて格好いいですね。

この年のキングコングの参加表明は大変興味深いものがありましたね。

ダウンタウンやナイナイの例から、一度ブレイクした若きスターはテレビで自分の作りたいコントや笑いを作ることはあったも審査員に評価をされる賞レースに再び戻ってくることはありませんでした。

キングコングも若手の頃は漫才で賞をとりましたが、テレビが主戦場になりネタ作りや劇場でのネタの機会は大きく減っている中賞レース最高峰のM-1への挑戦

若き天才が戻ってきたときに何が起こるのかというのを見れるのはワクワクします。

そして、当時のキングコングは自分の感じていた世間、そして見える範囲の芸人からの視線はヒール役になっていたのもとても趣深かったです。

服屋のネタは2001年とは大きく変わりキングコングのネタも漫才やM-1のレベルの上がり方にしっかりついていって参加を遂げていましね。

動きのあるネタにテンポの良いネタの運び方、オチに向かうまで一直線に笑いを取り続ける漫才はベタながら突き詰めた感がありましたね。

この年のM-1はサンドウィッチマン、トータルテンボス、キングコングの3組が4位以下と大きな点数を離し最終決戦進出をしました。

ネタを見ててもこの3組は抜けていると感じましたね。キングコングはガチンコの賞レースの舞台に戻ってきて実力で笑い飯や千鳥をはねのけて最終決戦に進みました。

最終決戦は過去からよくやっているお天気キャスターのネタを披露、大竹まことの一票を獲得して3位となりました。

審査員票が3組に分かれることは過去のM-1で二回しかなく、この年のM-1は2003、2016、2019と並び最高峰の三つ巴とよく言われていますね。

スポーツリポーター/M-1グランプリ2008

3回目の決勝になりましが、この年のキングコングへの評価は前出番の同じくテンポの速いノンスタイルとの比較を避けられず、少し厳しいものになりましたね。

優勝を目指したネタの磨きを一年かけてやっていった結果ネタとお客さんとの合致があまりうまくいかなかった印象です。

オール巨人「一つ一つの笑いにいくまでのネタフリが少し長かったように思います。もっと次から次、短いスパンでやって頂きたい。それよりもね、彼らのM-1に対する気持ちがね、物凄いヒシヒシ感じるんですよ。去年もメール打ったら明日からM-1に対して頑張りますと。もうお前ら売れてるからええやないか言うやけどね、いやこれが欲しいんです!もっとお客さんと三位一体になってドカンとウケて欲しかったんですが、ちょっとなんか空回りした感じがするね。ちょっと残念やったけども頑張り方は僕は認めます」

巨人師匠のコメントが全てを表していますね。オール巨人は昨年も新しいものを評価するか、既存のものを磨き上げる技術と努力を評価するかは僕らの自由だからと名コメントを放ちました。

こういうことをいうとベタな漫才が好きそうですが、決して偏ることなく新しい笑いも既存の漫才も両方を公平にバランスよく評価できるのがオール巨人の素晴らしいところですね。

まとめ

キングコングは若手の頃から高い評価を受け、テレビで活躍しながら賞レースに戻っても結果を出し、いまではお笑いもお笑い以外でも結果を残す凄まじいコンビですね。

二人ともこれから何をしてくれるかというワクワク感をもたしてくれるコンビなのでこれからの活躍が楽しみです。

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