はじめに
島田紳助がmisonoのyoutubeに登場したことが話題になっていますね。
約10年ぶりのメディア出演となりましたが、未だにおしゃべりのキレとその影響力は健在だということも感じさせました。
出演したのがmisonoのyoutubeで歌手活動の応援のためというのも凄いですね、紳助のヘキサゴンファミリーへの愛情は本物だと感じさせます。
紳助はヘキサゴンファミリー以外に多くの芸人からもその話術について尊敬の眼差しを受けています。特に番組を外から回して出演者を面白く見せる技術、例え話のうまさは芸人で1番との声も多いです。
多くの芸人から尊敬されている紳助ですが、では。紳助自身は過去にどんな芸人を評価していたのか、今回はまとめたいと思います。
紳助が漫才について話した内容はこちら↓
紳助が評価していた芸人
松本人志
まず1人目なんといっても松本人志です。
デビュー当時にNSC在学中のダウンタウンの漫才を見て衝撃を受け、このまま自分が漫才を続けていったら負けてしまうと引退を決意したという話はあまりにも有名です。
漫才界が16ビートのテンポの速いネタでテクニックの拙さをカバーしていたのに対してダウンタウンの漫才はテンポが遅く、松本が間をわざもずらすことで気持ちの悪い笑いを生み出す。その仕組みが新しくセンスが半端じゃないとテレビ番組で絶賛していました。
松本自身も紳助へのリスペクトを昔から公言していて、お互いに尊敬し合っていることがわかります。
紳助が引退会見前に唯一直接引退することを告げたのも松本ただ1人だったようですね。
紳助は松本のことを話すことが多いですが、浜田について話すことは少ないですね。
関西の番組でまだダウンタウンが東京進出仕立ての時に話していた時や、ダウンタウンDXでは浜田は松本の才能には勝てないなら司会や役者といった活動を広げるのは正しいと言ったり松本に捨てられるなどといじったり明確に松本よりも低い評価をしていると話していることは何度かあります。
ただ、松本紳助という番組では、浜田のキャラクターがあるから松本が映えているといった旨の発言があったり、浜田の凄さを褒めていたこともあるので、浜田も含めたダウンタウンのコンビとしての強さも同時に認めているように感じます。
ウーマンラッシュアワー
紳助は分析家だけあって先見の明が凄まじいですが、その才能をいちはやく見抜いたのは松本人志だけだはありません。
ウーマンラッシュアワーもまだ無名の時に紳助に才能を見抜かれています。
行列のトークの際に大阪のローカル漫才番組をチラッとみて2分くらいしか見ていないがすごいコンビがいたと絶賛をしたコンビ、それがウーマンラッシュアワーです。
彼らがTHEMANZAIで優勝する四年もまえのことですので、たった数分で才能を見抜くその神通力の凄さに驚きます。
紳助が見たのはバイトリーダーのネタのようですね、自身が司会を務めるゴールデンのネタ番組に特別に招待をしたほどの認め方でした。
紳助はウーマンラッシュアワーのネタをとにかく絶賛していました。一人がテンポよく話して、ツッコミが翻弄されていくのは今思えば紳助竜介の漫才も彷彿とさせますね。
紳助が若手のネタについて話すことはM-1以外ではごくわずかですが、その中で後の賞レースのチャンピオンを発掘してしまうのは流石の一言です。
上田晋也
先日のyoutubeでも触れられていたくりぃむしちゅーの上田晋也です。
印象的なのは島田紳助がしゃべくり007にゲスト出演した回ですね。
30代の司会者では上田がナンバーワン、10年後は上田がお笑い界の天下をとっている、上田の司会には愛がある、これからの司会者は知識がないといけないが上田にはそれがある
と手放しに絶賛していました。同様に横にいた名倉のMCとしての力も評価していましたね。
この番組で主に語られていたのは司会の能力の話ですので、笑いのセンスを認めていた松本人志とは少し毛色が違いますが、上田にも松本同様非常に高い評価をしていたことを伺わせます。
ちなみに、有田に関しては紳助から褒め言葉を引き出そうとしてましたが、その番組中には紳助から有田への賛辞は一つもありませんでした笑
上岡龍太郎
こちらは紳助よりも先輩ですね、心の師として仰いでるといった話をよくしています。
紳助の話術のキレや知性ある話の内容は上岡龍太郎を彷彿とさせますね。
引退会見の際には55歳で引退をするというのは上岡龍太郎さんと一緒なので運命的なものを感じるといった旨の発言をしていました。
紳助と理由は違いますが、現役時に引退を表明してその後にスパっとメディアへの露出を断つ引き際の潔さは紳助にも強い影響を与えていることを感じさせますね。
先輩ですと、紳助は漫才師島田洋七への尊敬もよく口にしていますね。
上岡龍太郎をM-1審査員に紳助は何度もオファーしていたそうですが、叶うことはありませんでした。
話術の天才の紳助からそれだけの尊敬を集める点からも上岡龍太郎がプロの芸人から見ていかに凄かったかを伺わせます。
笑い飯
M-1で唯一100点をつけられたコンビ、笑い飯です。その点数は2009年に披露した鳥人に対して紳助から与えられたものでした。
紳助はブラックマヨネーズ、チュートリアル、サンドウィッチマンにも非常に高い評価をしていることをよく話していますね。
笑い飯への紳助の評価を決定付けたのは2003年の奈良歴史民俗博物館でしょう。100点で更新される前はこちらも唯一の99点をつけています。
去年は未完成のものと感じたが今年は完成していると絶賛し、松本がしたセンスそのままで技術が上がっているという発言に対し、隣でおおきく頷いていたのが印象的です。
紳助は笑い飯に対しては技術やテンポもそうですが、そのセンスに惚れ込んでいたような発言をよくしていますね。
先日ナイツ塙がM-1での100点は紳助と笑い飯の中だけのものといった発言をしていましたが、個人的には私もそうであってほしいなと感じています。
一つ面白いのは笑い飯を絶賛している紳助ですが、ラストイヤーとなり優勝を果たした2010年のM-1ではスリムクラブに投票をしていることですね。
紳助はボタンを押しながら頼む笑い飯優勝をしてくれと祈りながら押したそうです。
笑い飯に愛情を持ちながらも、審査員としての評価はそこと切り離す紳助の漫才への思いを感じるエピソードです。
おわりに
今回はごく一部の紹介になってしまいました。
他にも南海キャンディーズに対しては漫才師としての技術を批評しつつも山里個人は天才だと思うといった旨の賛辞を与えていたり、今田耕司、東野幸治、出川哲朗に対しても高い評価をしていることを明かしていたりしたこともありますね。
分析家だけあって紳助が他の芸人を語ることは流石の説得力を持っていて、とても面白いですね。
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