目次
はじめに
前に記事で松本人志が尊敬するオットコ前芸人について取り上げました。
先輩に対する尊敬はいま話すことは少ないですし、興味深い内容でした。
ただ、あれは松本が著書で20年以上前に語ったことですので、気になるのは今の松本人志、引いては坊主になる前後くらいの尖っていた松本が認めていた芸人はだれかということだと思います。
今回の記事では、ラジオやテレビの発言から、松本が後輩芸人を褒めていたところ、特に印象に残ったところを取り上げます。
今田、東野、板尾、ジュニアといった芸人については意外と松本がはっきりと言及していることが少ないことと、言うまでもないことから敢えて外しています。
今田東野は尖りきっていた頃のダウンタウンにしごかれ続けた印象ですが、言葉ではいわないものの態度では一番認めているような印象がありますね。
ちなみに下に挙げる芸人は時系列順に並べています。
松本人志はよくいわれる通り年齢を重ねるにつれ、メディアでの後輩に対する発言も優しくなっていった印象がありますので上に挙げている芸人ほど松本に褒められるのが希少な時期に認められていたという見方もできますね。
松本人志が認めていると言及した後輩芸人
くりぃむしちゅ〜
2002年頃松本のやっているラジオ、放送室で褒められていたのがくりぃむしちゅーです。
くりぃむしちゅーは達者やな、あとさまぁ〜ずもおれはいいと思う
最近有田がツボ、なんか立っているだけで笑ってしまう。(高須の発言に同意)
今の松本人志ほど手放しに褒めてはいませんが、当時まだMCへの道を駆け上がっている頃のくりぃむしちゅーをしっかりと認めていますね。
特に有田とは定期的に交流があるようで、ラジオにも度々話されています。
くりぃむしちゅーはMCよりもゲストのポジションで浮き芸をしていたほうが面白いと分析をしていたこともありましたね。
この頃の松本はナインティナインとは共演せず、言及することもほとんどない時期でした。
見方によっては松本人志が警戒を最後にした後輩はナインティナインとも見えますね。これは芸人にとってはある意味手放しに褒められる事とは異なる名誉だと思います。
ブラックマヨネーズ
松本がM-1後に認めている発言を連呼していたコンビです。
他にもM-1王者を褒める例はありますが、ブラマヨのべた褒めぶりは正直他のコンビよりも抜けている印象でしたね。
どつかないどつき漫才、漫才が楽しい時期仕上がってるなどとラジオで絶賛していました。
個人的に印象深いのは、松本がM-1の審査中にブラマヨに見せたこの表情ですね。
ただ笑うだけではなく、この後の展開はどうなるのか、このコンビの力はどれほどのものなのかな好奇心を刺激されているような本当に印象的な表情です。
紳助もバラエティのブラマヨの掛け合いをみてとても興味をそそられたような表情を見せていたことが時折ありましたね。
松本のこんな顔は後にも先にも見たことがありません。M-1でのブラマヨの登場は松本人志にとっても衝撃的なものだったんですね。
ジャルジャル
10年ほど前から松本が褒めることが多い芸人出すね。
顕著なのはガキの使いやあらへんでの松本に500の質問をしていくという企画、
「面白いと思う若手芸人は?」という質問に対して「ネタはジャルジャルですね」と即答していました。
松本は巡り合わせでジャルジャルを賞レースで審査したことは実はそれほど多くないんですよね。
とろサーモンが優勝したM-1グランプリ2017ではジャルジャルのピンポンパンゲームに95点をつけ、一番面白かったというコメントを残しました。
その年のM-1ではとろサーモン、和牛よりも松本はジャルジャルを一番評価したんですね、ジャルジャルに対する評価の高さは賞レースに出ている芸人の中では一つ抜けている印象です。
キングオブコントでおばはんのネタの得点に対してもっと高い点数かと思ったとこぼしていたシーンもありました。
古くはまだデビュー当時、同い年家庭教師のネタを褒めていたという話もあります。デビュー当時から現在に至るまで、松本から高い評価をされ続けているというのが凄いですね。
東京03、サンドウィッチマン、バイきんぐ
こちらは三組続けてですが、ダウンタウンなうの本音でハシゴ酒で、ネタ番組に出ていた時に思わず見てしまう芸人について聞かれた時に松本があげた三組です。
目の前にサンドウィッチマンがいる状況で、サンドウィッチマンの名前を出し、最初に名前を挙げたのは東京03でした。
関東のコント師の名前を真っ先にあげるのは正直意外でしたが、松本は03のコントをかなり認めている様子なのは、ネタ番組の反応からもよくわかりますね。
次に名前を挙げたのはバイきんぐ。特にコント師との制限はありませんでしたが関東コント師を高く評価している結果になりました。
その時は、吉本芸人は抜きで考えるとの制約でしたが、ロバートやかまいたちも高く評価していそうですね。
和牛
M-1グランプリでも松本は数々の芸人を褒めていますが、近年で評価する場面が多いのは和牛でしょうね。
和牛のネタは全部面白い
濱家のツッコミはえぐい
達者ですね〜
こと漫才において和牛かまいたちミルクボーイ あたりには感嘆や尊敬の近い意を示すことが多いですね。
これは以前の松本では考えられない発言だと思います。
2019年の和牛に対しては、高得点をつけたものの相対的にはかまいたち、ぺこぱの方を高く評価したという形にもなりましたね。
ただ、松本は最終決戦に和牛が進んだ際には三年連続で和牛に投票をし続けています。
和牛にM-1チャンピオンになって欲しかったという思いを誰よりも強く持っていた審査員はおそらく松本でしょうね。
さいごに
いまでこそ松本が後輩を褒めているのは珍しくないですが、M-1の初期の頃などは真顔でずっとネタを見ていて正面から絶賛することなどはかなり珍しかったですね。
そんな中、賛辞を勝ち取ったくりぃむしちゅーやブラマヨはやはり抜けた実力を持っていたのでしょう。
未だに松本の審査には大きな注目が集まりますし、若手芸人に対して色々なコメントを出していってほしいですね。
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