実力派コント師、インパルスの名作まとめ

芸人

はじめに

インパルスといえば、過去にはねるのトビラ、エンタの神様、キングオブコントなどに出演していた実力派コント師です。

現在は板倉さんは本の執筆や大喜利、堤下さんはyoutuberとして活躍していて、コンビでのライブやネタを見る機会があまりありませんね。

個人的にインパルスは小学生の頃から大好きでネタもよく見ていました。

今回は、いまではあまり見ることができないインパルスの名作コントについてまとめたいと思います。

インパルスの名作ネタまとめ

私服警官

強盗現場に遭遇してしまって困っている堤下の横に私服警官の板倉が偶然いました。その2人のやりとりのネタです。

強盗とのやりとりで展開するのではなく、コントの主軸になるのは私服警官板倉の私服。堤下との会話の中での板倉の心情変化と表情が面白いですね。

実に板倉らしい捻くれた着眼点のネタでとても面白いです。

途中からの展開はとてもバカらしくて素直に笑える名作ですね。

ニュースキャスター

真面目なニュースキャスター板倉と女子アナウンサー堤下のコントです。

最初は温和な雰囲気でニュースにコメントする板倉ですが、とある女子アイドルとマサヤというミュージシャンの熱愛のニュースを読んだ途端に表情が一変します。

板倉が途中から自暴自棄になっていく様子がとても面白いですし、その後にニュースが読まれる度の板倉のコメント、自分に都合の良いようにニュースを解釈する様子がとても面白いです。

キジの憂鬱

初期の名作ネタですね。

桃太郎の仲間の犬とキジの2人で行う会話劇のコントです。

同じグループの中で扱いに違いがあったり、それによって劣等感を感じたりする日常のあるあるをうまく笑いに昇華しているコントです。

おかしいと思ったんだよ、あの人なんかおれにだけ話しかけてこねぇもん

キジが途中動物図鑑を犬と一緒にみる下りがなんとも切ない名作ネタです。

居たい場所、居るべき場所

キングオブコントでも披露された名作ネタですね。

このネタは板倉のダウナーな雰囲気が魅力の従来のインパルスのネタとは趣が異なっています。

まず、ボケるのが堤下であり、板倉がツッコミとリアクションで笑いを取る構成になっています。

ただ、インパルスの魅力である捻くれた感性や、人間の感情の機微により笑いをとるという部分は損なわれていません。

途中で工場長役の板倉がどんどん不貞腐れていく様、工場という仕事へのプライドとそれを投げ捨てる様が交互に訪れるのがとても面白いです。

悪魔祓い

映画のエクソシストをモチーフにしたネタですね。

インパルスは板倉がそういったものに造詣が深いからか、映画やアニメをモチーフにしたネタがとても多いです。

恐ろしい悪魔が乗り移った可愛らしい少女という設定に一つギミックを加えるだけでとても滑稽なコントに仕上げています。

よくある展開に一つ何かが違うだけで、一本のコントになるというのはとても面白いですね。

板倉のキャラクターショーも楽しめるインパルスの名作ネタです。

漫画をモチーフにしたものですと、美味しんぼの海原雄山、映画SEVEN、映画SAW、映画ショーシャンクの空にをモチーフにしたネタも他にありますね。

漫画モンスターのキャラクターをモチーフにした名作キセルについては以下の記事に書いてあります。

警官

インパルスの代表作ですね。本官という単語がとても印象に残ります。

とある単語を違う意味に置き換えるというコントの作り方はごっつええ感じなどでも多いですし、いろんな芸人がチャレンジしていますが、このネタはまとめ方がとてもスマートで1番のお気に入りです。

このコントは捜査という単語を違う意味に置き換えて解釈する板倉と、堤下のやりとりのすれ違いでどんどん笑いをとっていくわけですね。

本官、最初から行く気だったのに

板倉の飄々とした演技と堤下の熱量のあるツッコミが完璧なバランスでぶつかりあうインパルスの名作です。

キングオブコント2009で披露した際も、後半に向けての笑いの大きさ、特に芸人の野太い笑い声が響いて行くのがとても印象的でした。

まとめ

インパルスのコントは振り返ってみますと、静かな雰囲気で設定の妙や会話のやり取りで笑わせるものがとても多いですね。

あまり、吉本らしくないダウナーな不気味な雰囲気のネタが多いのも大きな魅力になっています。

インパルスはキングオブコントでは何度も優勝候補として名前が出ていましたが、結局優勝することはできませんでしたね。

芸歴を重ねても面白い名作を生み出してきたコンビだと思っていますので、またコンビでライブやネタの披露をしてほしいなと思っています。

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