はじめに
芸人のネタの中には狂気に満ち溢れていて、笑えるけどどこか怖い。そんな名作が多くあります。今回はそんなネタをまとめてみました。
芸人の怖いネタ
バナナマン「ルスデン」
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芸人の怖いネタの名作として最も有名なものの一つでしょう。バナナマンのルスデンです。
このネタはネタ時間のほとんどが日村の一人芝居で行われます。
留守番電話という発信側と受信側に時間差が生まれる通信手段によってパンツ一枚で平然としていた日村に恐ろしい出来事が次々と巻き起こります。
秀逸なのは最後の展開と終わる間際の日村の表情です。
設楽の構成力と日村の演技力によって作り出されるバナナマンならではの狂気のコントです。
「ルスデン」の動画はこちら↓
ラーメンズ「小説家らしき存在」
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ラーメンズの名作、小説家らしき存在です。
ラーメンズの怖いネタと言えば採集も有名ですね。
常居次人というとある有名小説家と担当編集の2人で創られるコントですが、小説家のするとある例え話から編集が恐ろしい非日常へと誘われます。
世にも奇妙な物語の設定のような異質なコントですね。
小林賢太郎の演技力が凄く、緊張と緩和の連続で笑いを取ります。
最後のオチの一言が凄く、見終わった後の余韻がゾクっとするコントです。
「小説家らしき存在」の動画はこちら↓
千原兄弟 「ダンボ君」
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こちらも有名な千原兄弟のダンボ君です。
千原兄弟の昔のネタは尖っているものが多いですが、これはその中でも特に異質なネタです。
上記二つのネタは笑いどころが中盤までは明確にあるのですが、このネタは序盤から不穏な雰囲気、視覚的な恐ろしさで溢れています。
ネタは機械音声を使ってジュニアが会話劇をするのですが、
前半に出たセリフが後半に伏線として回収されていくのですが、ジュニアの語り口調がとにかく怖いです。
ダンボ君というかわいい名前と機械音声の声と展開の恐ろしさのミスマッチ感がさらに怖さを増幅させるコントです。
「ダンボ君」の動画はこちら↓
劇団ひとり「304号室青木」
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最後は劇団ひとりの304号室青木です。
このネタは明確な笑いどころがなく、お笑いネタの様式を保てているのかが非常に微妙なところです。
内容は病院の屋上で病人が佇んでいるところから始まるのですが、終始流れる音楽がとても不気味で、見せられる映像も終始気分が悪くなるようなものになっています。
なんだか目を背けたくなるような怖さに溢れたコントで、こちらは怖いネタの枠組みを超えて検索してはいけない言葉として名前があがるほどになっています。
テレビに出ている劇団ひとりとのギャップも凄く、一度見たら衝撃度が高いコントになっています。
まとめ
芸人のネタの名作には展開が怖いものも数多くありますね。
笑いと狂気は紙一重という言葉がありますが、笑いを作っていく過程にはこういった狂気的な発想も必要なのかもしれません。
誰も傷つけない笑いというのもいいですが、こういった見終わった後に後味の悪さのある名作もまた一つの笑いの形と考えます。
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